ITサポーターTsuchida

VBA Basic1

第1章 マクロとVBAとは

ExcelでマクロとVBAがありますが、この2つはほぼ同じ意味で使われています。 厳密に言うとマクロはExcelの操作を自動化する機能のことで、VBAはマクロが自動実行するために記述されたプログラミング言語です。

Excelの操作を記録する[マクロの記録]という機能を使えば、記録された操作がVBAで記述されます。記録されたマクロは使用したいときに何ども使用ができます。

ただしマクロの記録では、セル選択も記録されるため、データの範囲が変わると使えなかったりします。 そのため、マクロ記録は最低限(並び替えなど)にとどめ、その他の処理は自分で記述することをお勧めします。

VBAを覚えるには、2つポイントがあります。

●Excelでの基本操作

●プログラム言語に共通する条件分岐・変数の使い方・ループ処理

前者はマクロの記録で部分的に使えるようになりますが、後者はマクロの記録では使えるようにはなりません。自分でVBAを記述する際に、この2つの点を押さえておくと、多くの処理が自動化できるようになります。特にマクロ記録では記録されない後者が理解できるようになると、VBAが思うように動作させれることができるようになります。